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JF3: 2009 全日本フォーミュラ3選手権 - 第15 & 16戦, スポーツランドSUGO - レースレポート (日本語)

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PETRONAS TEAM TOM'S
全日本フォーミュラ3選手権 (ENGLISH REPORT)
第15 & 16戦, スポーツランドSUGO
29 - 30 August 2009

第15戦
予選( 9/26 ) 天候:晴 | コース:ドライ | 気温:24℃ | 路面温度:35℃
決勝( 9/26 ) 天候:晴 | コース:ドライ | 気温:25℃ | 路面温度:32℃
スポーツランドSUGO 3.704km x 18Laps 

車番
ドライバー
予選順位
決勝順位
1
マーカス・エリクソン
2 位
2 位
36
井口 卓人
3 位
3 位
37
国本 雄資
P.P.
優勝


 [予選]
  9月26日(土)、全日本F3選手権シリーズ第15戦の公式予選が、宮城県仙台市の近郊にあるスポーツランドSUGOにて開催された。薄く曇っていた雲も消え、秋の澄んだ空が現れた午前11時20分より15分間に亘り開催された。トムス陣営は予選開始2分経過後に37号車国本雄資選手、36号車井口卓人選手、1号車マーカス・エリクソン選手順にピットを離れてコースイン。コースとマシンの状態を確認しながら徐々にペースを上げていく3台。計測4周目、まず37号車の国本選手が1’14.157のコースレコード(従来のコースレコードは1’14.483)でトップに立つと、36号車の井口選手も1’14.498で追う。更にその直後にコントロールラインを通過した1号車のエリクソン選手も1’14.243のコースレコードで予選2番手に浮上。更なるタイムアタックをするべく走行を続けるが、6周目にクラッシュしたマシンが発生して赤旗が提示され、この赤旗を持って予選は終了となり、ポールポジションは37号車国本、2番グリッドが1号車エリクソン、3番グリッドは36号車井口の順で決勝に臨むこととなった。

 [決勝] 
 同日、午後4時15分より第15戦の決勝レースが開催された。1周のフォーメーションラップを終えてグリッドにつくと各マシンのエンジン音が高まり、誰もがシグナルを注視する。赤から緑にシグナルが変わり、トムスの3台は好スタートを切る。中でも1号車のエリクソン選手が好スタートを切り37号車の国本選手と並びかけるが、国本選手はそれを押さえ込むように1コーナーへ入り、2コーナーで完全に前に出る。この2台にピッタリとついていく36号車井口選手。このスタートで第15戦はすべてが決したといってよいが、その後も僅差で37号車と1号車のバトルは続く。4周目に1号車は37号車との間隔が少し離れたかに見えたが、これは1号車エリクソン選手の計算があったという。37号車の国本選手はうまくブロックしてくる。

抜き去ることは容易ではないと悟ったエリクソン選手は、シリーズランキングトップの井口選手に少しでも追いつくために、1点でも多くのポイントがほしい。

そのためにはファステストタイムを狙うしかない。そのために間隔を空けたのだ。その狙い通り、5周目に1’14.714のファステストタイムを出し、ポイントを1点追加した。その後も0.3秒から0.5秒の僅差で国本選手を追うが、国本も巧みに押さえ込む。一方36号車井口選手は前を走る2台との間隔が少し離れ、単独走行を強いられる形となり、3位でチェッカーを受け、第8戦の富士大会以来、今季8度目のトムス勢表彰台独占となったものの、国本が第15戦を制したことで、シリーズチャンピオン争いは更に混迷を深め、最終戦となる明日の第16戦にその決戦の場が移された。

第16戦
予選( 9/26 ) 天候:晴 | コース:ドライ | 気温:25℃ | 路面温度:39℃
決勝( 9/27 ) 天候:曇 | コース:ドライ | 気温:19℃ | 路面温度:28℃
スポーツランドSUGO 3.704km x 25Laps 

車番
ドライバー
予選順位
決勝順位
1
マーカス・エリクソン
P.P.
優勝
36
井口 卓人
2 位
リタイヤ
37
国本 雄資
3 位
3 位

 [予選]
 全日本F3選手権シリーズ第16戦の公式予選が、9月26日(土)午前11時45分より15分間に亘りスポーツランドSUGOで開催された。
トムスの3台は予選が開始されて3分を経過した時点で36号車井口卓人選手、37号車国本雄資選手、1号車のマーカス・エリクソン選手の順でコースインする。Nクラスのトラフィックに引っかかっているのか、3台共になかなかタイムは伸びていかない。計測開始4周目に36号車の井口選手が1’14.338をマークするとその直後に1号車のエリクソン選手が1’14.245を出してトップを奪取。第15戦のポールポジションに輝いた37号車の国本選手に期待がかかったが、思ったほどタイムが伸びず、5周目の1’14.701で、予選3番手で終えることとなった。



 [決勝] 

 今季最終戦となり、シリーズチャンピオンを決する第16戦の決勝レースが、翌27日(日)の午後0時40分からスポーツランドSUGO開催された。第16戦のスタートもトムスの3台が好スタートを切る。1号車エリクソン選手は1コーナーを目指す。そのイン側から36号車井口選手が飛び込んできた。そしてアウト側からは37号車国本選手が襲いかかってくる。37号車の国本選手を制したものの36号車井口選手にインを奪われ、1号車エリクソン選手は2番手で2コーナーから3コーナーへと向かうこととなった。36号車を先頭に、1号車、37号車と続く順位は崩れることなく周回が続く。そして36号車と1号車の間隔は0.1秒から0.2秒の僅差でバトルを演じている。37号車国本選手はオーバーステアに悩まされながらも、前の2台に喰らいついていくが、その差が徐々に離れていく。1号車は最終コーナーから上り坂で36号車の真後ろにピッタリ付き、メインスタンド前の下り直線でスリップストリームに入り、1コーナー手前でイン側に車を振る行為を数周にわたって繰り返し、36号車にプレッシャーをかけ続ける。然し36号車も負けじと1号車をブロックしながら1コーナーをクリアしていく。12周目を過ぎた辺りで36号車と1号車の間隔が少し離れる。ここでもエリクソン選手はファステストラップを狙っている。案の定、14周目に1’15.264のファステストタイムを記録して1ポイントを追加する。そして再び36号車との間合いを詰め、最終コーナーを過ぎるとスリップに入り1コーナーの手前でイン側にマシンを振るというフェイントをかける。そして20周目、やはり最終コーナーからスリップに入った1号車は0.165秒差でコントロールラインを通過すると、いままでにも増してブレーキングを遅らせて36号車のイン側に入る。インを制した1号車は36号車と並んで1コーナーに入るが少し膨らみ、接触を避けようとした36号車が右タイヤをダートに落として1コーナーをクリアしようと懸命にハンドルを切るが、そこでまさかのスピンを喫してしまい、リアタイヤを完全にダートに落としてしまう。マシンは亀の子状態となりコースに復帰できずにストップしてしまった。万事休す。このストップによってセーフティカーが導入されることとなり、1号車、37号車、12号車、62号車、2号車、33号車の順で周回が続く。残り2周となった24周目に再スタートが切られ、1号車はトップを維持したものの、37号車は12号車に交わされて3位となる。このままの状態で最終ラップを迎え、1号車マーカス・エリクソン選手が、頭脳的逆転で2009年度全日本フォーミュラ3選手権シリーズのチャンピオンに輝いた。

関谷正徳監督のコメント
「素晴らしい3人のドライバー達による見応えのあるバトルはいかがだったでしょうか。卓人(井口)は悔しがり、マーカス(エリクソン)は作戦で勝った。この最終戦は本当に素晴らしいレースだった。あの二人を心より褒めてやりたい。そして、雄資(国本)は今年のシーズンを通してマシンのセットアップを学んだ。トムスが再び選手権の1位から3位までを独占することができた。そのことが私の今年、成すべき義務だった。全日本シリーズは終わったが、まだマカオGPが残っている。マカオは3連覇がかかっているので、まだ気が抜けない状態は続く。」

マーカス・エリクソンのコメント
「何度も何度もイン側を窺うふりをしてフェイントをかけ続けた。その作戦は変えず隠しておいて、21周目に入ったところで突然、卓人のインへ突っ込んだ。チャンピオンを獲るという目標が達成できてとてもうれしい。シーズンを振り返ってみると、日本でのレースはとてもコンペティティブで厳しかった。そしてハイレベルな環境の中で、井口や国本という競争力の高いチームメイトがいて、多くのことを共に学ぶことができた。皆さんに感謝します」

井口卓人のコメント
「菅生は抜きにくいサーキットなのでスタートに集中し、とても良いスタートが出来た。あの時(21周目)、マーカスはまさか来ないと思っていた。その判断自体が自分のミスです。チャンピオン獲得という目標が達成できなくて悔しいです」

国本雄資のコメント
「第15戦で思っていたように良いスタートが出来て勝てたが、第16戦ではオーバーステアに苦しんだ。シーズン前には2人のチームメイトとの差があったけれど、マシンのセットアップや、走行の仕方、レースでの戦い方など、多くを学んで、シーズンの終わりにはもっと速くなれるという自信がついた」


JF3: 2009 全日本フォーミュラ3選手権 - ポイントスタンディング (第16戦終了時点) (日本語)

ENGLISH REPORT


株式会社トムス レース営業企画部 http://36toms.com/
全日本フォーミュラ3選手権 - http://www.j-formula3.com/




 
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